私は作品を作っている時、整理されていないものを整理しようと思っている。

作品で「ものを整理する」というのは、どういう意味だろう。 例をあげれば、子供の頃ガラス・ビーズを整理するのが好きだった。まず、 様々なビーズを買って、遊んでいる時に色・模様・サイズ別で並べ分ける。ビーズがばらばらに散らかっているとある特徴とパターンがはっきり見えないが、整理するとその詳細とパターンが見えてくる。驚くほど、安くてつまらない物を並べ替えるだけで美しいものになれる。

やがて、ビーズだけではなく、他のものを整理してみたいと思った。例えば、文字、セロテープ、地図、梳綿機ダイヤグラム、くらげ、コケ植物、美食百科事典などの素材とイメージから何のパターンが現れるかと不思議に思った。好奇心に駆られ、 ビーズの代わりに、作品の中で様々なものを整理し始めた。

色んな芸術的な手段が使われているが、ポートフォリオの中ではデッサン、絵画、彫刻やデジタル・イメージなどが含まれている。多くの作品では、数えきれないほど詳細部分があって意外性がある。遠くからはっきり見えないが、ガラスに鼻を押し付けるほど近くに寄せると、その詳細部分が見えてくる。